* ジム・チェイノス氏はビットコインをロングして、ストラテジーをショートしており、そのバリュエーションギャップに賭けている。* チェイノス氏は、ストラテジーがレバレッジをかけたビットコイン保有によってプレミアムで取引されていると主張している。* また、チェイノス氏は同社のバリュエーションを「個人投資家による投機熱の良いバロメーター」と見なしている。エンロン(Enron)株の空売りで名を馳せたベテラン投資家のジム・チェイノス(Jim Chanos)氏は、ビットコイン(BTC)の取引でロングポジションを取りつつ、最大の暗号資産(仮想通貨)保有企業であるストラテジー(Strategy)をショートしている。ニューヨークで開催されたソーン・インベストメント・カンファレンス(Sohn Investment Conference)でのCNBCとのインタビューで、チェイノス氏はこの取引の詳細を語った。「我々はストラテジー株を売り、ビットコインを買っている」とチェイノス氏は述べ、これを裁定取引(アービトラージ)だと説明した。「基本的には1ドルで何かを買い、2.50ドルで売るようなものだ」と語っている。ストラテジーは2020年からビットコインの取得を開始し、以来、投資家にとってビットコインの代替投資先(プロキシ)としての役割を担うようになった。同社は暗号資産を蓄積するために債券や株式を発行し、現在は1ビットコインあたり6万9287ドルの購入価格で56万8840BTCを保有している。ウォール街のアナリストによる支持を背景にした積極的なビットコイン買い付けによって、同社株はビットコイン価格だけでなく投資家のリスク選好にも敏感に反応するようになった。ストラテジーの株価は過去5年で3500%上昇し、現在は1株416ドル、時価総額は1150億ドル(約16兆6750億円、1ドル=145円換算)に達している。チェイノス氏にとって、ストラテジーのバリュエーションは合理的とは言えないようだ。なぜなら、ストラテジー株はビットコイン価格以上の上昇を見せているからだ。このファンドマネージャーは、ストラテジー株の上昇はファンダメンタルズよりも個人投資家による投機熱を反映していると主張しており、同様のビットコイン蓄積戦略を模倣しようとする他企業にもこの傾向が見られると考えている。**【あわせて読みたい】**ビットコインとは ビットコイン 購入 ビットコイン取引所
伝説の空売り投資家は、ビットコインを買い、ストラテジーを空売りしている | CoinDesk JAPAN(コインデスク・ジャパン)
エンロン(Enron)株の空売りで名を馳せたベテラン投資家のジム・チェイノス(Jim Chanos)氏は、ビットコイン(BTC)の取引でロングポジションを取りつつ、最大の暗号資産(仮想通貨)保有企業であるストラテジー(Strategy)をショートしている。
ニューヨークで開催されたソーン・インベストメント・カンファレンス(Sohn Investment Conference)でのCNBCとのインタビューで、チェイノス氏はこの取引の詳細を語った。「我々はストラテジー株を売り、ビットコインを買っている」とチェイノス氏は述べ、これを裁定取引(アービトラージ)だと説明した。「基本的には1ドルで何かを買い、2.50ドルで売るようなものだ」と語っている。
ストラテジーは2020年からビットコインの取得を開始し、以来、投資家にとってビットコインの代替投資先(プロキシ)としての役割を担うようになった。同社は暗号資産を蓄積するために債券や株式を発行し、現在は1ビットコインあたり6万9287ドルの購入価格で56万8840BTCを保有している。
ウォール街のアナリストによる支持を背景にした積極的なビットコイン買い付けによって、同社株はビットコイン価格だけでなく投資家のリスク選好にも敏感に反応するようになった。ストラテジーの株価は過去5年で3500%上昇し、現在は1株416ドル、時価総額は1150億ドル(約16兆6750億円、1ドル=145円換算)に達している。
チェイノス氏にとって、ストラテジーのバリュエーションは合理的とは言えないようだ。なぜなら、ストラテジー株はビットコイン価格以上の上昇を見せているからだ。
このファンドマネージャーは、ストラテジー株の上昇はファンダメンタルズよりも個人投資家による投機熱を反映していると主張しており、同様のビットコイン蓄積戦略を模倣しようとする他企業にもこの傾向が見られると考えている。
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