ソラナへの資金流入が再び増加──オンチェーン需要に回復の兆し | CoinDesk JAPAN（コインデスク・ジャパン）

• グラスノードのデータによると、ソラナでは数週間の資金流出を経て資金流入が戻ってきている。
• ソラナの30日間の実現時価総額流入は4～5%のペースで増加しており、トレンド反転の可能性を示唆している。
• 価格動向がまだ完全には反応していないにしても、実現時価総額流入は買い圧力が戻りつつある可能性を示唆している。

グラスノード（Glassnode）のデータによると、ソラナの30日間の実現時価総額流入は現在、明確にプラス領域に戻り、4～5%のペースで増加している。これはエックス・アール・ピー（XRP）と同等の水準だ。

12月と1月の熱狂的な時期と比較すると流入額は控えめだが、この動きはトレンド反転を示している。これまでは、投資家の撤退と信頼の薄れを反映した実現損失と資金流出が長期化していた。

実現時価総額流入とは、コインが最後にオンチェーン上で移動した際のドル建て価値に基づき、ある資産に流入または流出する実際の資金を測定するために使用される指標のこと。投機的な価格急騰によるノイズを除去し、保有者が実際に資金を投入している場所を追跡する。

ソラナにとって、この数値が再びプラスに変わったことは、それが価格動向に完全に反映されていないとしても、買い圧力がようやく戻りつつあることを示している可能性がある。

実現時価総額への流入額は先行指標として機能することが多く、一部のトレーダーが反発の可能性に備えてポジションを取っていること、あるいは少なくとも投げ売りが一巡した兆候を示唆している。

｜翻訳・編集：林理南
｜画像：Shutterstock
｜原文：Capital Creeps Back Into Solana as On-Chain Demand Shows Early Signs of Recovery