ビットコインの流動性変動は史上最高値更新につながる可能性 | CoinDesk JAPAN(コインデスク・ジャパン)

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ビットコインの流動性変動は史上最高値更新につながる可能性

  • ビットコインは、18日午後23時(UTC)にCME先物市場が開いた際に激しいボラティリティを経験した。
  • 価格は10万7000ドルまで急騰した後、10万2000ドルまで反落し、売り買い両方の流動性が消失した。
  • 市場の厚みと流動性は現在増加傾向にあるため、史上最高値更新に向けたブレイクアウトの可能性もある。

暗号資産(仮想通貨)市場は通常、日曜日のこの時間帯にボラティリティが急上昇する。CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)の先物市場の開場と重なるためだ。この市場では、流動性が比較的低く24時間365日取引可能な暗号資産市場に合わせて調整を行うのに数分間かかる。

今週末はやや様相が異なった。表面的には、重要なレジスタンスからの弱気の拒絶として価格動向は下方向に推移するだろう。ビットコインは既に3度このレジスタンスの突破を試みたが、失敗している。実際、ビットコインはCMEで最初に急騰しており、この価格動向は個人の暗号資産トレーダーではなく、アメリカの機関投資家によって主導されたことを示している。

ここ数カ月、CMEは金曜日の終値よりも低い価格で取引を開始することが多く、チャート上に「窓」が生じていたが、今週はそうではなかった。価格がこの5000ドルのレンジ付近で急変動したため、この動きは売り買い両方の流動性を一掃し、非常に重要な転換点となった。

[ビットコインの流動性(CoinGlass)]現在、上方向に11万ドルまでの市場の厚みは、下方向に10万ドルまでの指値注文の水準と比較するとごくわずかだ。つまり、上昇圧力があればこの水準が突破され、ビットコインは史上最高値を更新する可能性が高いということだ。

しかし、ビットコインの他の面も考慮する必要がある。18日夕方の値動きは典型的なストップロス狙いだった可能性も考えられる。これは、ショートポジションを持っているトレーダーが撤退したいと考えるゾーンを狙うものだ。ショートトレーダーが急いでポジションを買い戻そうとするため、買い圧力が高まる結果になる。

この戦略は、より大きなショートポジションのエントリーと並行して行われることがよくある。例えば、トレーダーがリスク許容度4%でビットコインをショートしたい場合、10万7000ドルでエントリーしてストップロスを11万1280ドルに設定する方が、10万5000ドルでエントリーしてストップロスを10万9200ドルに設定するよりも有利だ。洞察力のあるトレーダーは、流動性レベルを評価してショートポジションを決済に追い込み、価格を一時的に理想的なエントリーポイントまで押し上げることで、そうしたエントリーを確保できる。

いずれにせよ、現在は史上最高値付近で流動性が比較的低いため、ビットコインはニュースをきっかけに上昇圧力が得られる一歩手前にある。10万7000ドルで発生する可能性のある新たなショートポジションは、最終的なブレイクアウトへの弾みとなる可能性がある。

|翻訳・編集:林理南
|画像:artellliii72/Pixabay
|原文:Bitcoin’s Volatile Liquidity Run Could Lead to New Record Highs

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